「老後は海外でのんびり暮らすのもいいかもしれない」——そんな話を妻とするようになったのは、私が60歳を過ぎた頃からだったと思います。
いろんな国が候補に挙がりましたが、中でも惹かれたのがタイでした。暖かくて、物価も安くて、ごはんも美味しい🍽️。何より、人がやさしい国だという印象が強く残っていたんです。
でも、「観光で行く」のと「暮らす」のとでは、まるで違いますよね。実際に“住む”ことを考え始めたとき、いろんな不安や疑問が出てきました。
今回は、そんなタイ暮らしを考え始めたときに、私たち夫婦が最初に整理したことをお話しします📝
1. なぜ「タイ」だったのか?🌴 気候・人・食・そして安心感
タイに惹かれた理由はいくつかありますが、いちばん大きかったのは「気候」です。冬でも暖かく、乾季はカラッとしていて過ごしやすい☀️。寒さが苦手な妻にはぴったりでした。
また、観光で何度か訪れたときに感じた「人のやさしさ」も大きかったです。日本人も多く住んでいて、外国人に対する受け入れ態勢が整っているのも安心材料でした。
そして、やっぱり「食」!私たち夫婦はどちらも食べることが大好き。タイ料理は野菜もたっぷりで、辛さを調整すれば年齢的にも無理なく楽しめます🍜
さらに、医療水準も高く、日本語が通じる病院があるのも心強いポイントでした🏥
2. 「移住」と「ロングステイ」の違いを知る🔍
最初は「移住する」ことばかりを考えていましたが、調べていくうちに「ロングステイ」や「二拠点生活」という言葉に出会いました。
一年中住むのではなく、たとえば冬の3ヶ月だけタイに滞在し、夏は日本の避暑地で過ごす☃️→🌴。そういう暮らし方があるんだと知ったとき、なんだか肩の力が抜けたような気がしました😊
住民票をどうするか、健康保険や年金の手続きはどうなるか——完全移住だと手続きも大変ですが、行き来するスタイルなら日本との関係もキープしやすいんですよね。
「全部を捨てて移住」じゃなくても、「好きな季節に好きな国にいる」——そんな柔らかい発想が、自分たちには合っていると感じました。
3. 年齢と健康、親のこと——老後の暮らしは一人では決められない👵👨👩👧
60代という年齢になってくると、自分たちの健康だけでなく、親のこと、子どものことも視野に入れないといけません。
実は私の母が高齢で、まだ元気ではあるものの、何かあったときにすぐ帰れる距離にいたいという思いがありました。
また、娘はマレーシアに駐在中で、そちらにも気軽に行ける東南アジアという位置も魅力的でした🌏
タイに住むことが本当にできるかどうかは、「まずは試してみることが大切」だと考えるようになりました。
いきなり引っ越すのではなく、数週間〜1ヶ月の短期滞在から始めて、体も心も慣れるかどうか確認する。それぐらいのステップで十分だと思います。
4. 夫婦の価値観をすり合わせる——どんな暮らしが心地いい?💬
海外で暮らすにあたって、夫婦で一番話し合ったのは「どんな暮らしがしたいか」という部分でした。
私はローカルの屋台で食べ歩いたり、町をぶらぶら歩くのが好き🏃。一方、妻は静かなカフェや自然の多いエリア、文化的な体験が好き🌿
お互いの「楽しい」が重なる場所を見つけること、そして違う楽しみ方も許容することが大切だなと感じました。
また、お金の使い方や住まいの好みも、しっかり話し合っておいてよかった点です。タイでは選択肢が豊富だからこそ、夫婦で価値観を揃えておくと、あとでブレずに済みます。
5. まとめ:移住を考えたとき、最初に大切にしたかったこと🧳
海外移住というと、どうしても大きな決断に感じてしまいがち。でも、私たちのような60代夫婦にとっては、「どれだけ無理せずに、楽しめるか」が一番大切でした。
- 一年中住まなくてもいい
- 必要なら途中でやめてもいい
- “憧れ”だけで突っ走らないこと
そんな気持ちで、一歩ずつ準備を始めています🙂
おわりに
老後の暮らしに、正解はありません。
ただ、自分たちにとって「心地いい」と思える形を見つけるには、まず夫婦で話して、調べて、少しずつ試していくことが大切なんだと感じました。
次回は、「ロングステイと移住、どっちがいい?」というテーマでもう少し掘り下げてお話ししますね。
またよかったら、のぞいてみてください👋