タイ移住を考えるとき、多くの人が悩むのが「住民票」「健康保険」「年金」の3つ。
これは生活の安心に直結する大事なテーマですね!
特に50代・60代で移住を検討する夫婦にとっては、医療や年金の受け取り、税金の負担など、決断を誤ると後々の暮らしに影響します。
今回は、元駐在経験のある私ピーマン夫が、自分の体験や周囲の先輩移住者の声も交えながら、この3つのポイントを整理してお伝えします😊
特に夫婦で長期滞在や移住を考えるには慎重に行いたいですね。
1. タイ移住と住民票の関係
タイに長期滞在する場合、日本の役所で「海外転出届」を提出すると住民票は抹消されます。
これにより、住民税や国民健康保険料の支払い義務がなくなる一方、日本に住民票がないと利用できないサービスも出てきます。
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メリット
- 住民税がかからない
- 国民健康保険料が不要 -
デメリット
- 健康保険証が使えない
- 印鑑証明など一部の行政手続き不可
二拠点生活で日本にも年に何度か戻る予定があるなら、住民票を残す選択肢も十分あります。
口コミ①(住民票関連/男性/60代前半/元会社員・二拠点生活)
「タイ移住手続きで、住民票を抜くか残すかは、正直めちゃくちゃ悩みましたね。
最初は税金が減ると思って、役所に海外転出届を出しました。そしたら、日本に一時帰国した時に病院代が全額自己負担…。あの時の請求は10万円超えで、かなり痛かったです💦」「今思えば、完全移住じゃなくて日本にも年に何回か戻るなら、住民票を残す方が安心です。健康保険が使えるし、行政サービスも受けられる。タイ移住手続きは“節税”だけじゃなく、“安心感”も天秤にかけたほうがいいですよ。」
住民票を抜く(海外転出届を出す)タイミングは、年度末や年明け直後ではなく、年の途中が有利な場合があります。
なぜかというと、住民税は「その年の1月1日に住民票がある自治体」に対して、その前年の所得を元に課税されます。
つまり、1月1日時点で日本に住民票があれば、その年の住民税はまるまる発生してしまいます💦
例えば、
2025年3月に住民票を抜く → 2025年分の住民税は発生(前年2024年の所得に対して)
2025年12月に住民票を抜く → 翌2026年の1月1日に日本に住民票がないため、2026年分の住民税はかからない
📌 ポイント
節税を重視するなら、年末に海外転出届を出すのが有効
ただし、年金や健康保険の資格喪失時期も同時に確認すること
2. 健康保険をどうするか?
健康保険は住民票の有無と直結します。
住民票を残せば国民健康保険(または社会保険)が継続可能。
一方、海外転出届を出すと国保資格は喪失します。
その場合の選択肢は以下の通りです。
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民間の海外旅行保険に加入
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クレジットカード付帯保険を活用(短期〜中期向け)
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タイ現地の医療保険に加入
口コミ②(健康保険・クレカ保険関連/女性/50代後半/専業主婦)
「うちは夫婦でタイ移住手続きを進めた時、国民健康保険を残すか迷ったんですよ。結局、住民票は抜いて、クレジットカードの海外旅行保険を使うことにしました💳」
「私は楽天プレミアムカード、夫はエポスカードを持って、それぞれ渡航前に使っておくと6か月間は保険が効くんです。バンコクで軽い食中毒になったときも、キャッシュレス診療で自己負担ゼロ✨ 本当に助かりました。」
「短期や中期滞在なら、クレカ保険はコスパ最高。医療費が高くつくタイでの生活も、安心感が全然違いますよ。」
💳 クレカで医療保険をカバーする裏ワザ
もし長期の海外医療保険に入るほどの滞在ではない場合、クレジットカード付帯の海外旅行保険を上手く活用する方法があります。
例えば、楽天プレミアムカードやエポスカードなどは、出国前に一度カードを利用(航空券購入や空港までの交通費支払いなど)することで、最長3〜6か月間の海外旅行保険が自動付帯されます。
カバー内容はカードによって異なりますが、
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疾病治療費用(例:最大200〜300万円)
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傷害治療費用
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救援者費用(家族が駆けつける費用)
など、短期〜中期の滞在なら十分役立つ補償内容になっています😊
さらに複数のカード保険は合算可能。夫婦で2枚ずつ持っておけば、補償額がぐっと上がります。ただし、適用条件(カード利用や渡航日からの日数制限)は必ず事前に確認しておきましょう。
口コミ④(住民票&医療/女性/60代前半/パート退職後)
「タイ移住の手続きって、役所に行くと想像以上に時間がかかりますねぇ。私の場合、住民票を残して国民健康保険も続けることにしました。だって、日本に帰った時に病院代が高いのは怖いですもん💦」
「この前も日本で歯の治療をしたんですが、3割負担で済んで本当に助かりました。もし全額負担だったら…と考えるとゾッとします。
タイ移住手続きは、節約より“安心して病院に行ける”方を選びました。」
3. 年金の受け取り方
海外転出しても、日本の年金は受け取り可能です。
年金は日本の口座に振り込まれ、それをタイに送金して使うことができます。
ただし、現況届を毎年提出する必要があります。
📄 現況届を忘れると年金が止まる!?
海外に住んでいても、日本の年金は受け取れますが、毎年1回「現況届」を提出することが義務になっています。
これは「本人が今も生きていること」を確認するための大事な書類です。
現況届は、日本年金機構から海外の住所に郵送されます。
これに必要事項を記入し、署名・押印して返送するだけですが、提出期限に遅れると年金の支給がストップします💦
📌 注意点
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郵送事故や住所変更で届かないケースもあるため、引っ越し時は年金機構に必ず住所変更届を出す
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提出は国際郵便で時間がかかるため、期限の1か月前には発送
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タイにある在タイ日本大使館や領事館でも証明書類を作成してもらえる
💡 節約ポイント
国際郵便の送料を節約したい場合は、帰国時に日本国内から提出してもOKです。
現況届は年金を受け取り続けるための生命線。忘れないようカレンダーにリマインド設定を入れておきましょう📅✨
口コミ③(年金関連/男性/60代後半/元駐在員)
「タイ移住後の年金って、本当にちゃんと受け取れるのか不安でしたね。ネットの噂で“海外に住むと減る”って見たもんで…。でも、海外転出届を出しても日本の口座でちゃんと受け取れました💰」
「私は円高の時期に日本の年金をタイへ送金して、バーツに両替。それだけで生活費がけっこう浮きました。年金現況届の提出は忘れたらダメですよ。遅れると支給が止まりますから。」
「タイ移住手続きでは、年金の受け取り方と為替の使い方を知ってるだけで、老後の暮らし方がガラッと変わります。」
口コミ⑤(税金&手続き全般/男性/50代後半/自営業)
「タイ移住を決めたとき、一番面倒くさかったのが税金と各種手続きですね。住民票を抜くと住民税がかからなくなるのは魅力ですが、国保や年金の扱いを全部自分で決めないといけない。」
「私は海外転出届を出して、健康保険はやめて民間の海外医療保険に切り替えました。保険料はかかりますが、タイと日本どちらでも使えるプランを選んだので安心感があります。」
「タイ移住手続きは、節税だけじゃなく“どこで暮らす時間が長いか”を考えて決めるのがポイントですね。」
4. タイ移住手続きの進め方ポイント
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滞在期間と生活拠点を明確にする
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住民票を抜くか残すかは医療と税金のバランスで判断
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健康保険は国保継続・民間保険・クレカ保険から選択
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年金は現況届の提出を忘れない
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為替レートを見ながら送金する
ピーマン夫「さて、移住の手続きを進めるにあたって、やっぱり最初に決めるべきは“どれくらいの期間タイに住むか”だよな。」
トマト妻「そうね。完全移住にするのか、二拠点生活にするのかで、住民票とか保険の扱いも変わってくるものね。」
ピーマン夫「そうそう。例えば、住民票を抜けば住民税や国保の支払いはなくなるけど、日本で病院に行くと全額自己負担になるし…💦」
トマト妻「それは怖いわね。私たちは年に何回かは日本に戻るつもりだから、住民票は残しておいたほうが安心かも。」
ピーマン夫「あと健康保険はどうする?国保を継続するか、民間の海外保険やクレカの付帯保険を使うか…選択肢はいくつかあるよな。」
トマト妻「短期滞在ならクレカ保険が便利よね。でも長期になるなら現地の医療保険も検討しなきゃ。」
ピーマン夫「年金も忘れちゃいけない。海外転出しても受け取れるけど、現況届を毎年ちゃんと出さないと止まっちゃうからな📄」
トマト妻「大事な手続きは全部カレンダーに入れて、忘れないようにしないとね。あと為替レートも気にしておくとお得に生活できそう💱」
ピーマン夫「だな。つまり、タイ移住の手続きは“節税”と“安心”のバランスを考えて、自分たちの生活スタイルに合わせて決めるのが一番ってことだな😊」
トマト妻「そうね。まずは計画を紙に書き出して、必要な書類や届出のリストを作っちゃいましょう📋」
まとめ
タイ移住手続きで「住民票」「健康保険」「年金」の3つは、生活の基盤となる重要な要素です。節税を優先するか、安心を優先するかで選択肢は変わります。
実際に移住した人の口コミを聞くと、**「日本にも戻る予定があるなら住民票を残す」という声が多い一方、「完全移住なら海外転出で節税」**という選択もあります。
迷うなら、まずは1〜3か月の短期滞在で試し、現地の生活感を体験してから決めるのがおすすめです✈️
その際は、日本帰国時の医療費や年金の受け取りもシミュレーションしておくと安心ですよ😊
シミュレーションはネットで可能?
実は、日本帰国時にかかる医療費や年金の受け取り額は、ほとんどの場合ネット上で簡単に試算できます💻
医療費の目安:厚生労働省や各自治体の公式サイトにある「診療費計算シミュレーター」や医療費計算アプリを使えば、自己負担割合を入力するだけでおおよその金額がわかります。
年金額の確認:「ねんきんネット」にログインすれば、最新の見込み受取額や支給開始年齢を変えた場合の金額が即座にチェックできます📊
為替シミュレーション:Yahoo!ファイナンスや各銀行の為替ページで、送金額を入力すればバーツ換算もすぐ確認可能。
移住計画の段階でこうしたツールを使っておくと、「思ったより医療費が高かった…」「年金の送金額が足りない…」といった予期せぬトラブルを避けられます😊
頑張って準備万端にしておきましょうね!